2人の少女

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「ん~ん、帰ってきた~」 アタシは自分の手を持ちググーっと上に伸ばした。 体が痺れる感覚に満たされゆっくりと目の前の光景が歪んでくると 一気に快感に取り込まれる。 そしてようやく両足が二本とも地につくとふと我に返るのだ。 八月十六日、夏休みも終盤を迎えだんだん心残りのないようにしようと確認する時期がやってきた。 アタシ達はみんなでお金をためてこの日、温泉旅行から帰ってきた。
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