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「そうだったんた。」 と、慎吾が言った。 「羽野はお金持ちだから、探偵になったんだ。誰にも束縛されない探偵に。まぁ、お金にはうるさい男だけどね。妹さんはまだ、帰って来ないのかい。」 「おーい、夏美」 「何?お兄ちゃん。」 と、声がした。 「ちょっと来てくれ。」 「わかった。」と、言って妹の夏美がきた。 「俺はちょっとだけ行ってくる。」 と、言い慎吾は出ていった。 「村上 夏美さんですね。」 「そうですけど何か?」 「川神様の事に着いて聞きたかったんです。」 「川神様はもう、この世に存在しない。お兄ちゃんが言ってたんだ。昔、ある天才がいたらしいんです。」
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