12人が本棚に入れています
本棚に追加
「その天才とは?」
「ゲームを作っていたんです。その男は。」
「ゲーム?」
「名前は《雷森鳥》!」
「雷森鳥は、葛木が作っていたゲーム。」
「雷森鳥は葛木さんが死ぬ前に作ったゲームなんです。私は葛木を見たことはありません。そのソフトを私の兄に渡したんです。その中のキャラクターに川神様がいたらしいんです。」
「わかりました。そのソフトはないんですか?」
「無いみたいです。」
「そのソフトとは何だったんでしょう?」
「それはわかりません。」
「そうですか。ありがとうございます。」
と、過去を振り返りながら木林は言った。
最初のコメントを投稿しよう!