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「………で、俺に聞きたいことがあるんじゃないの?」
「あ、そうだった。人以外はいいんだよな?」
「あ~大丈夫だ。犬、猫、鳥、マネキン、人以外なら大丈夫!人間についてだが写真もダメ!鏡越しでもダメ!とにかく人間の目を直接間接に関わらず見るのはアウトだ。いいな?」
かなりの制約だ。だが線引きがハッキリしたので助かった。
「分かったよ。なんか質問あったら呼ぶから。適当な所で下ろすから………!」
何時の間にか死神は消えていた。不思議で嫌味たらしい奴。コイツがいるから運気が下がるなんてことはないよな……。
「そりゃ俺の仕事じゃねぇよ!俺は人に死をもたらすだけだ。」
また助手席に死神が現れた。
「あ、ごめんごめん。また助手席に座っちゃった。じゃあな。」
車のなかでゴタゴタしている内に学校に着いた。なんとか30分前に着いた。学校には人がたくさんいるからな。マジで気をつけないと死ぬな……。
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