AM7:00

3/6
前へ
/146ページ
次へ
「………で、俺に聞きたいことがあるんじゃないの?」 「あ、そうだった。人以外はいいんだよな?」 「あ~大丈夫だ。犬、猫、鳥、マネキン、人以外なら大丈夫!人間についてだが写真もダメ!鏡越しでもダメ!とにかく人間の目を直接間接に関わらず見るのはアウトだ。いいな?」 かなりの制約だ。だが線引きがハッキリしたので助かった。 「分かったよ。なんか質問あったら呼ぶから。適当な所で下ろすから………!」 何時の間にか死神は消えていた。不思議で嫌味たらしい奴。コイツがいるから運気が下がるなんてことはないよな……。 「そりゃ俺の仕事じゃねぇよ!俺は人に死をもたらすだけだ。」 また助手席に死神が現れた。 「あ、ごめんごめん。また助手席に座っちゃった。じゃあな。」 車のなかでゴタゴタしている内に学校に着いた。なんとか30分前に着いた。学校には人がたくさんいるからな。マジで気をつけないと死ぬな……。
/146ページ

最初のコメントを投稿しよう!

628人が本棚に入れています
本棚に追加