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「ふむふむ、死ぬかの一言、体すり抜けは有効と。まぁルールはさっき言った通りだ。ゲームに勝てば願い事を三個叶えてやる。どうだい?悪い話じゃないだろう?命を懸けたゲームだからこれ位奮発しなきゃな。いいな?お前が帰宅するまでだからな。それは何時だ?」
「だいたい8時だ。」
「また会えたら言いな。生きて………キキキ。じゃあな。用があったらこの鈴を鳴らせ。『地獄の鈴』だ。」
死神はダサい鈴を俺にわたしすうっと消えた。この事で奴は人ではない事は容易に想像できた。命を懸けたゲームか。人と目をあわせなければいいのか……。一抹の不安もあったが時間の短さもあって多少楽観的な俺がいた。
今日はバレー部の朝練だ。遅刻をしちゃいけないよな。急がなきゃ。
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