第一章

2/11

3363人が本棚に入れています
本棚に追加
/197ページ
朝日が部屋に差し込む。 「ふぁ――ぁ」 僕はまだピントが合っていない目を擦りながら、あくびをした。 どうも皆さん! 僕がこの物語の主人公である 前田貴大(マエダ タカアキ)です。 魔法養成学校に通う16歳。 運動神経だけは良いのが自慢です。 あぁ……いい匂いがする。 この匂いはトーストと目玉焼きだな。 早く食べて学校行かなきゃ! さすがに新学期から遅刻はマズイからね。 ―― ―――― よし! 準備万端だ。 玄関のドアに手をかけ、キッチンにいる母に叫んだ。 「母さん!いってきます」
/197ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3363人が本棚に入れています
本棚に追加