第一章

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僕の家から学校までは、だいたい3㎞くらいの距離だ。 健康の為に歩いて通っている。 学校に持っていく物といえば、魔法術のテキストと筆記用具、運動着くらいだ。 養成学校では魔法、体術、数学、国語、薬学など生活に必要な知識しか習わない。 話は変わるが、この国には、画期的な失業防止システムがある。 魔法を使える人。通称ビショップ。 魔法の強さによってランク付けされ、それに応じた職業につけるというものだ。 国民の99.9%ビショップになる。16歳になると、自分の魔法と適合物質を契約させる儀式を強制的にやらされる。 つまり 国民の義務なのだ。
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