天使からメール

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「……き、君は」 次の光景に僕は目を疑った。 目の前に現れたのは中学生くらいの少女。が、愕然したわけは他にあった。 「ひさしぶり、だね」 と、少女は微笑みながら僕に近寄ってくる。 「楓、なのか?」 「そうだよ。どうしたの、そんなに驚かなくたっていいじゃない」 「なんで? 楓、だって……お前は」 彼女の名は水沢楓。中学時代の同級生だ。
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