おはよう

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ふわぁ…眠い。 また今日も仕事だよ。 『おはようございます!』 …あーおはよう。 今何時?…つーかあんた誰?つかここどこ!? 『はい?勇者様ゆっくりと寝てましたからねぇ…もぅ昼前ですよー。 そして初めまして!これから始まる冒険のお供をさせていただきますニアと申します! そしてここはボーラ王国の宮殿です。』 ……昼!?遅刻じゃん!!やばいじゃない!ちょっと俺のスーツと携帯は!? やばい絶対怒られる! 『勇者様寝ぼけてるんですか?そもそも携帯って?? それと王様が待ちくだびれてますから早くして下さい。 スーツとかは知りませんが初期装備はこちらに用意してありますので早く着替えて下さい!』 そして只今王様の前に居ます。 向かう最中にニアに色々聞いた所何故か僕は勇者のようです。 訳が分からないんで色々と聞いたらニアにキレられました。 この娘怖いです。 そして初期装備とゆう事で皮の鎧と銅の剣をもらいました。 この鎧なんか酸っぱい臭いがします。 ぜってーこれ誰かのお古だ。 そして剣は何故かキュウリの輪切りがついてました。 これ絶対包丁替わりに使われてたな。 んで王様に文句言おうとしたら顔怖すぎです。 絶対刺青入ってそうな顔です。 王様『勇者様。どうかこの国をお救い下さい。』 …いや救ってくれとか言われても僕ただの平社員なんで…。 王様『勇者様。どうかこの国をお救い下さい。』 …いや救ってとか言われても何をどうすれば良いかわからないんで…。 王様『だからさっさと魔王倒せっつってんだろうがぁ!!!』 ひゃー!わかりました!かしこまりました!行くです行くです! 王様『ありがとうございます。ではこれを旅の資金としてお使い下さい。そしてまだ見習いではございますが魔法使いのニアをお供につれて行って下さい。』 どうやら勇者として生きて行くしかないようです。
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