叫び

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いらなかった。   私の周りをすべて捨てたかった。   両親を捨て   親友を捨て   先生を捨て   先輩を捨て   そして私を捨てた。   「──────」   何も残らない、確かに存在した私の世界。   最後に響いたのは   誰の叫び声だったのだろうか。  
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