第2章戦車隊への道

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【カリウスは目の前に有る38t戦車を見て 主砲の37mm砲と二挺の機関銃に…】 カリウス「この武装なら、どんな敵も恐く無い」 アウグスト「…カリウス自惚れるなよ!…まぁいい!…その内解る!」 【アウグストはカリウスに武装より装甲に気付いて欲しかった カリウス達はプトルスで 戦車戦闘の基本を学んだ カリウスの任務は砲手(装てん手)で 弾種を指示通り主砲に込める役だった】 アウグスト「次の目的は機関銃陣地! 使用弾頭 榴弾! 急げ!」 カリウス「榴弾装てんよし!」 アウグスト「ファイヤー」 【…ドン!】 アウグスト「次! 敵装甲車輌 徹甲弾使用 装てん急げ!」 カリウス「徹甲弾装てんよし!」 アウグスト「ファイヤー!」 【…ドァ~ン!】 【カリウス達は射撃訓練に没頭した そんなある日】 カリウス「デーラー伍長 この前 自惚れるなよ!と 言いましたね、其と 毎日射撃訓練と砲の手入れ 0点調整ばかりですが?何故ですか?」 アウグスト「そんな事も解らず 訓練していたのか?」 カリウス「はぁ?…」 アウグスト「先ず どんなに強力な武器を持っていても 当たらなければ 話に成らない、また直ぐ故障為ても一緒だ 解るな!カリウス」 カリウス「何故 そんなに命中にこだわるんですか?」 アウグスト「38t戦車は武器は標準的だが 装甲が無い! 当たらなければ!こっちが死ぬ! だから 射撃だ解るな!」 カリウス「解りましたデーラー伍長!」 アウグスト「カリウス!後はお前次第だ解るか?」 カリウス「…? あ! 装てんが遅いと殺られるからですか?」 アウグスト「やれば できるじゃね~か! ははははは! その調子だ!」 【其からはカリウスは装てん速度も速くなり、2秒/発の速さになり アウグスト車輌は速撃ちのあだ名が付いた。時に1940年11月7日だった】 【ファイヒンゲンで第21戦車連隊が創設された、そこで 更に高度な 歩兵合同演習を訓練しオールドルフに移動し 第20戦車師団に統合為れた、其処で約半年訓練に明け暮れていた。】 【1941年6月に入り 部隊に緊急食糧が配給為れる様になった、カリウスの部隊も近い内に 何か有ると連隊の兵士達は噂を為ていた】 カリウス「デーラー伍長 近い内にギリシャでも 侵攻するのでしょうか?」 アウグスト「お前がそんな心配すんな! 我々兵士は命令で動くんだ!」 カリウス「で でも… 皆が…大変な噂です!」 アウグスト「うるさい!」
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