12人が本棚に入れています
本棚に追加
『その肌に羽…目も髪も黒い…
…黒天だったんだね…』
『左様…私は現皇帝カガラギ様に御仕えする、最後の黒天』
『…でも…黒天は…ラグザスって名前じゃなかったと思うけど…』
『その理由は簡単です…
私は、雷の名を襲名した時に真名を捨てて、新しい名を名乗りましたし…
一般的に、皇帝の側に居る者が黒天と知っているのは、宮仕えの者だけ。
貴方がどうして、先程の私の質問に答えられたかは聞かないでおきますがね…』
『………』
『では、お喋りもこのへんにして、貴方には皇炎の間に行って頂きます…』
『…わかった…
でもその前に、一つ聞きたいんだけど…
レクサスは…レクサスはどうなるの…?』
最初のコメントを投稿しよう!