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『俺だって…子供は殺したくないんだ…誰が好き好んで…カポストルなんかするかよ…』
前髪をクシャッと握り、壁に寄り掛かってラグザスは1人涙していた。
そこへ目を真っ赤に腫らした、1人の女が入ってきた。
ラフィスである。
『…ラグザス様…
…泣いておられるんですか…?』
『…ラフィス…か…』
男は小さく顔を上げ、女を見た…その目にはうっすらと涙が溜まっている様にも見えた。
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