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レクサスを乗せたカプセルは、王宮へと続く真夜中の街の中を進んでいた。
そのカプセルの横には、ミスティアと数名の男達が固めて足早に王宮の天の間へと向かっていた…。
『出して!出してってば!
ルーイの所に帰るんだー!!』
『少し静かにしろよ!』
『嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!
嫌だー-----!!!!!』
『ッ!?
お前ら!!離れッ』
少年がそう叫んだ瞬間…
ミスティアはカプセルから飛び退きながら、部下に叫ぶが間に合わずカプセルから異常な光が発せられた瞬間、それは弾け飛んだ。
一気に氷点下まで気温の下がった一帯に異常な量の霧…
その中でただずむ数名の人影…
その中の少年と思われる影を中心に…回りには凍り付いた建物と…逃げ遅れた、部下達が凍り付けとなって立っていた…。
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