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『なに…この色…こんなの僕の手じゃない…
それに今のなに…
こんなの僕やってない…
…なんなんだよ…なんなんだよこれ!!?』
『落ち着け少年!
あんまり興奮したら力が暴走すっΣぐあッ!?』
突然ミスティアは腹に痛みを覚えた。
自らの腹を見れば氷柱のような氷が腹に突き刺さっていたのだ。
それは先程レクサスが叫んだ時に、飛んで来ていたのだろう。
『ぐ…ゥ…
ったく全然見えなかった…
俺はまだこんな所で死にたかねーつーの…』
腹に刺さった氷柱を抜き、片手で傷口を押さえ、もう片方の手をレクサスの方へと翳した。
『なんなんだよ!?
なんなんだよこれー!?
ルーイ!ルーイ助けて!?』
レクサスは、自分の両手で顔面を掴む様にして、自分の力に支配される様に泣き叫んでいた。
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