12人が本棚に入れています
本棚に追加
..日常崩壊..
『アズビス!またお前レクサスを苛めたんだな!次は許さないって僕言ったよな!』
『ルーイ!?また来たのかよ!俺はレクサスが生意気だったから、躾してやってんだ!』
『何が躾だよ!レクサスがお前らになんかしたのかよ!』
『ル.ルーイ…もぉ良いよ…』
レクサスと呼ばれた少年は、茶髪の少年に怯えながら半べそをかき、少しウェーブのかかった金髪の少年に話しかけた。
『よくないよレクサス!』
『親なしのくせに生意気なんだよ!!』
『親なしなのはレクサスのせいじゃいし、この施設に入った時点で関係ないだろ!俺達だって親には長いこと会ってな『はい、そこまで』
『『ラフィスさん!?』』
そこに立って居たのは、綺麗な緑の髪を編み込んだまだ年若いラフィスと呼ばれた女性だった。
『元気なのはいいけど、そのくらいにしてね?じゃないと悪~い人達に誘拐されちゃうわよ』
『お、俺良い子にする』
『ア、アズビスがレクサスにちょっかい出さなきゃ暴力しない!』
『さぁさぁ、わかったんならお部屋に戻って!
今日は大事な検診の日なんだから!』
『『『はぁい!!』』』』
外で遊んで居た子供達は、早足で自分達のクラスへと戻った。
最初のコメントを投稿しよう!