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『ラグザス様!ミスティア様!
コイツラの羽が…!』
男の声を聞き、ラグザス、ミスティアの両名は男の元へと駈けて行き、ある2人の少年達を見た…
その2人とは、そう…ルーイとレクサスである。
『ヤダ!離して!ルーイ!ルー--イー-!』
『レクサス!お前ら離せよ!!』
2人の男は、レクサスを見るやいなや、顔色が見る見る内に一気に変っていった。
『ラグザス…コイツ…
…羽が変わり始めて…』
『言うなミスティア…
検査をするまでも無い
やっと見つけた…この男児をすぐに隔離しろ!
天の間に連れて行け!
一刻を争うぞ!』
指を指されたのはなんと、レクサスだった…
『私が連れて行きます!』
ミスティアはそう叫ぶと、レクサスの体を掴んで引っ張り、ルーイと懸命に繋いでいた手がスルリと離れた。
『ルーイ!?ルーイ-!!』
『レクサス!!ちきしょうお前らレクサスを何処に連れて行く気だ!!』
必死に手を伸ばし合うも、虚しく泣き叫ぶレクサスは連れ出された。
そして部屋には…雷黒天ラグザスと、数名の男に捕らえられているルーイのみ。
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