第Ⅱ章~日常

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◆ 朝 時刻は8時 日は昇り朝日を照らしているだろう そのしたに厚い雲が無ければ 一週間前に起きた事件は様々な憶測を呼びはしたが次第に侵入者が起こした事件 という事で次第に終幕を迎えた 「皆さんに急では有りますが転入生を紹介します」 「ライト・アーガイルです…よろしく。使える魔法…って言うか魔術は投影です」 その瞬間クラスは歓迎すべき相手に対して失笑という挨拶をした 魔術は魔法の劣化した術 その為魔術を使う者は後ろ指を指される生活を強いられてきた 所々では彼に対して失笑 またある所では彼を馬鹿にし 彼を苛めの対象としていた 「ライト君はあそこの席ね。マイさん。教科書見せてあげてね。」 席は窓際の一番後ろ 後ろがいなく関わるとしたら隣と前 恐らく学校側の配慮だろう 「はじめまして。マイ・フォン・グランツです。これからよろしくね」 「よろしく…」 「では前回の続きから…」 (授業か…) ◆ 昼休み 「ライト君一緒にご飯食べよう」 そう声を掛けてきたのは隣のマイと言う少女だった 「いえ…」 そう言うとライトは席を立ち上がり教科書を出て行った 「マイ~ご飯食べよう~」 「ごめん…今日はちょっと…」 マイも席を立ち青年の後を追う 「何で…マイはあの子に構うんだろ」 するとクラスの男子が近づく 「マイさんはきっとアイツを哀れんでるんだ」 「そうかな…」
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