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空に浮かんでいた武器はゼロに向け矛先を向け貫こうとし発射された
ゼロがいた所は土煙を上げていた
「この様な武器では私は貫けない」
土煙の中ゼロ発射された武器の一つを手に取り出てきた
「本気で来い!」
ゼロは武器を投げ捨て相手を見据える
「stance」
声が発せられライトの右手に光が集まり形を造る
日本刀の様な片刃の剣
「reload」
ガシャン
剣の鍔の辺りから吐き出された金色の何か
「やはり…それはグレイ式魔術」
「気付いても無駄だ…お前はここで死ぬ…」
ライトは一瞬でゼロに近付き剣を振る
振る方向は右下から左上へ
ゼロは下がるも服を斬られ胸に手をやる
「迂闊だった…だが!」
「ぐ……!」
ライトの左手は凍り付いていた
「これで終わりだ…」
左手をゆっくり前へ構える
左手には銃が握られゼロはゆっくり引き金に手をかける
ドゥン
銃声音は虚しく響く
ゼロは銃を左の腰に下げていたホルダーに戻す
そしてかかとを返し扉に近付き扉を開ける
そして目の前の少女に対して
「終わったぞ…」
「ライト君!」
少女はゼロの横を走り抜きライトの元へ
「早かったな…」
「あいつは魔術師なんかじゃない…あいつは魔導師さ…」
「まじ!?」
ゼロは静かに扉を締める
「良いのか?」
「なに…学園の聖女がついてる…」
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