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「まぁ…確かに」
「あいつの魔導は時空魔導…そしてグレイ式魔術…」
「2つ!?」
「あぁ…」
「グレイ式魔術って…」
「あぁ今はもう失われた魔術…」
グレンとゼロは静かに階段を下りる
「その最大の特徴は魔力の弾丸…」
「魔力の弾丸…それてゼロ…お前が使ってる様な奴の事か?」
「いや…私のやつは自分の魔力を攻撃用に打ち出す…それに対してあいつのは魔力の上乗せだ…」
「それって!」
「危険な魔術だ…使える物はいないと聞いてはいたが…まさかアーガイル家の者が使えるとはな」
「なぁ…」
「それって俺にも使えるか…か?」
「あぁ…って良く分かったな」
「ふっ……」
ゼロは失笑した
「薦めはしない…」
「分かった…じゃあな」
ゼロとグレンは自分のクラスに戻っていく
◆
屋上
少女は未だに目覚めない青年へと呼びかけている
「ライト君!」
すると青年は目を開け少女を見ると口を開く
「あれ…マイさん?」
「良かった…」
「ライト君って自分が魔術使ってる事を気にする必要無いよ…?」
「それは…無理だな…やっぱりね…長いこと馬鹿にされてきたからさ…いっつ」
ライトは体を起こそうとする
「まだ無理だよ。あのね…ライト君だけに教えるけど…私も魔術師なんだよ。」
「そんな馬鹿な…」
「本当なんだよ。魔法の力が使えないからだから魔法の授業の時はいつも休ませてもらってるんだ…」
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