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ー嶋本sideー
あの日、結局俺はやっとの思いで官舎へ帰ってそのままベットへなだれ込んだ。
だけどその日から、彼女の事が頭から離れんかった。
医者や言うてたから海難の時にでももしかしたらなんて考えたけど、そんな事あるわけなく、何日かが過ぎた…。
そんなある日…。
「飲み会?。なんでヒヨコの飲み会に俺が参加せなあかんねん。」
「星野くんに頼まれたんです。っていうか、俺達もうヒヨコじゃないですよ。」
「なんや、神林言うようになったなぁ。。で、星野が俺に用事なんやな?。」
「みたいです。どうしてもって頼まれたんですよ。」
「しゃあない、行ってやるか。」
仕方なく行ったこの飲み会でまさか彼女に会えるとは、こん時は夢にも思ってへんかった…。
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