始まりの砲声

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連邦政府はこれを事実上の宣戦布告とみなし、連邦政府はプラネットオークスと戦争状態に突入した。 だが、その先には敗北が手ぐすね引いて待ちかまえていた。 連邦艦隊は全滅。 援軍の到着を待たずして全てが沈められた。 圧倒的な戦力差の実態。それは、地球宇宙共存条約で定められたはずの『MS・MA及びマンマシーンの研究と開発の禁止』をプラネットオークス軍は無視して、MSを開発配備していたのだ。 オークス軍MSに対して、空宙両用戦闘機[ファントゥム]と現主力艦である機動巡洋艦[センチュリオン級]しか持たない連邦軍にとっては予想外の痛手となってしまった。 それから間もなくして、連邦軍は凍結していたMSの量産を開始し前線へ緊急配備を始めた。宇宙での戦争は続いたものの、性能差と経験者がいなかったことから連戦敗戦を喫してしまう。 戦争はまだ始まったばかりだった。 ─宇宙世紀0678─ プラネットオークス軍との戦争は大局的には拮抗していたが、戦線随所でオークス派のコロニーから連邦軍への妨害が相次ぎ、これに乗じて遂にプラネットオークス軍は地球降下作戦『プラネットダイブ』を発動した。
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