プロローグ

2/30
2229人が本棚に入れています
本棚に追加
/214ページ
ここは、とある雪山の中腹にひっそりとたたずむ、小さな村だ。 「村からあまり遠くまで、離れちゃダメよ!」 「分かってるって。離れなきゃいいんでしょ!」 いつものように、母親の忠告もろくに聞かず、黒髪の少年は幼馴染みの家へ向かって玄関から飛び出した。 「本当に大丈夫かしら。今日はなんだかイヤな予感がするわ…」
/214ページ

最初のコメントを投稿しよう!