プロローグ

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幼い二人は、村の水車小屋へと向かった。 「なんでこんなとこ来るの?」 「いいからいいから。」 二人は、小屋の裏手へと回った。 そこには小高い丘があり、そのふもとにはツタが群生していた。 少年は、一見普通に垂れ下がっているツタの葉を取り去った。すると、そこには子供一人入れるほどの穴が空いていた。 「行こう!」 「う、うん」 そして、二人は暗い穴の中へ消えていった。
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