忘れた記憶の欠片

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それぞれの心 それぞれの道 縁に誘われ巡り逢う 糾う恨みか 絡まる愛か 不要なものなど 在りはしない 進まねばならぬ時 選ばねばならぬ時 失う痛みとエゴを知る 諦めが胸を過る時 涙に暮れ立ち尽くす時 得る温もりと価値を知る 不要な者など いはしない 闇に震えるその掌 固く握り振り下ろさずに 開き差し出す君だから 全ての悲しみから 守りたい 叶わぬならせめてもと 共に歩み見守りたい 「誰一人 不要な者など いはしないのだ」 そう微笑みながら 私以外は
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