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「電話もらった。」
「へ!?」
こいつ…エスパー?
とか思いつつ、誰にもらったか聞く。
「誰に?」
「誰って…一人しかいないじゃん(笑)」
その言葉を聞いて、いきなり胸がギュゥッとなる。
「幹だよ。」
「そっかぁ…」
「お前さぁ~…」
「え?」
「幹の事…好きだろう?」
(え?)
兄の言葉が、脳内で響いた。
『幹の事…好きだろう?』
「ど…して?そんなこと…」
「見てたらわかる。」
(あぁ…そうなんだ。)
俺は布団かぶり泣いた。
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