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「アレルギーだったら無理にやらなくたっていいじゃん」
呆れたように言う荻原に水に手をつけた状態で擦りながら言う。
「だって実習にならないじゃん。」
けろっと答える瑞希に大きなため息をつくと瑞希の作業分までやり始める。
「すいません」
素直に謝るとくすくす笑い出した。
「なに?」
「や、別に。」
そう言って作業をしている荻原だった。見回りにきた先生に注意されるとすかさず荻原が手を取り先生に見せる。
「アレルギーだってさ。」
「なんで早く言わないの!」
怒られた…。
それから作業は全部荻原がやってくれて無事実習は終わった。
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