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「瑞希。おはよ。」
無事高校に入学した瑞希。
入学式の次の日、新しい友達が出来た。彼女は白石 琴歩。小さな背丈にショートカットの栗色の髪。一見中学生に見えるほどの彼女だが話してみると驚くほどにしっかりとした子だった。
そんな琴歩となぜか馴染み、いつしか学校にいる間は四六時中一緒にいるようになっていた。
琴歩は鞄を自分の机にかけると瑞希の席にやってくると前の席に座った。
瑞希の前の席の人物はいつも遅刻ギリギリか、欠席かのどちらかだ。長くのばした髪はどことなく傷んでいていつも三つ編みをしている。
見ただけで傷んでるのが分かる髪を訪ねるとどうやらパンク系が好きらしく、カラーリングを重ねているうちにひどくなったらしい。
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