第七章 VSチカゲ!最悪の序曲?

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「影の紋章使いチカゲか」 「マスター?お知り合いですか?」 「ん……知っている。影の紋章魔術師チカゲ。彼女には二つ名みたいな名前がある」 「それは?」 「【ストーカー女】」 「……誰が……ストーカー女……?」 聞こえてきた声は、イザナのすぐ後ろから。 アーシャははっ!として後ろを見た。 イザナの影に身体半分うめた少女の姿がある。 「久しぶり、チカゲ」 驚くそぶりすら見せずに、イザナは軽く手をあげて挨拶する。 「ん……久しぶり……」 チカゲも手をあげて挨拶をした。 まったく緊張感のないやりとり。 (マスター、挨拶をしている場合じゃないと思いますが?) (お……そうだった) イザナは頷くと、しゃがみこんでチカゲと目線をあわせた。
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