第七章 VSチカゲ!最悪の序曲?

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「チカゲ。君が僕のことを狙うのはアルマ姫の命令か?」 こくん、とチカゲは頷いた。 「殺――とらえなさい……と言われた」 「なんか、はじめ物騒な言葉が聞こえたけど?」 チカゲは首を振ってくる。 「……気の……せい……」 「そうか……」 イザナは頷き、 「それで。君はどうしたい?」 「どうしたいとは?」 「僕をとらえるつもり?」 「……つもり」 「簡単につかまる気はないけど」 「……たいした……自信」 「自信はないけど」 「無理……夜は……チカゲの力を通常以上に……増幅させる。……逃げ切れない」 チカゲは小さく笑う。イザナはほけっ、とチカゲを見た。 笑わないチカゲがそんな顔を見せたことに、イザナはある意味感動を覚えていた。
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