第七章 VSチカゲ!最悪の序曲?

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イザナは弾くことをやめ、横に飛んだ。あれに接触したら瞬時に爆発することに気づいたからだ。 身をひねって、やり過ごす。 しかし。 「……逃がさない……」 チカゲの小さな呟き。 炎弾丸が空中で方向を変え、イザナの背中に向けて追撃する。 イザナが屋根の家を走りまわるが。  ―逃げることができなかった。 「しつこいな。チカゲに似合わず」 イザナは舌打ちして炎の弾丸をかわす。 「アーシャ。あれ、打ち落としてくれない?」 イザナの頼みに、 「あたり一面炎の海にしてよろしいなら」 アーシャはにこやかに言う。 「却下。なんで君はそう物騒なことしか言えないかな」 イザナはため息をした。
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