第三章 イザナの師匠登場?

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「昔のことなどは関係ありませんね。今が大切ですから」 リウルはどういうわけか、壁にかけてある木刀を手にした。 その様子をアルマは不思議そうに見た。 「リウル様?」 「二の姫様。少し戦闘訓練にお付き合いしましょうか」 リウルは小さく笑いながら言う。 「……リウル様と?」 「はい。もちろん手加減はします。あなたの覚悟とやらを見せてもらいたいです」 ――みんなを守れるほどの気持ち。 「わかりました」 アルマははっきりと頷くと、彼女も木刀を手にする。 二人は訓練所の中央に行くと向かい合うように立つ。 二人は軽く頭を下げ、木刀を構えた。 「二の姫様、どこからでもかかってきてください」 「はい。お願いします」 そして。 アルマは床を蹴り、リウルへと……。 .
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