第四章 白狐爆発寸前!動き出す姫!?

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「な、なにを……」 聞くエルマの声は震えていた。 「あなたが今なにをしようとしているのか知りたいですから、実力こうしにでようかな、と」 ――笑顔で言わないでよ……。 エルマは心の中で悲鳴をあげた。 「なんで、そんなことを。今までしなかったじゃないの!」 アルマは考えるそぶりすら見せずに、 「理由はありません。でも、今回はあとにひくなと【神様】のお告げが」 「そんなのあるわけないでしょう!」 エルマはすぐさま返す。 イザナがからんでいる。アルマは無意識にそう感じたのかもしれない。 「エルマ、構えなさい」 アルマの禀とした声がエルマの耳に届く。 エルマは顔をあげて息を飲んだ。 姉の静かな眼差しにぞくっ……とする。 姉が本気だとわかった。 エルマは構えをとらされる。
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