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魔王の子孫達の代表の言葉に、『勇者の子孫達』の代表が言い返す
世界に散らばった勇者の子孫達の若い衆を、魔王城の前に集結させ
本家筋で、最も力のある勇者の子孫が現在の代表だ
勇者の子孫達の数は655人
魔王を討伐し、手柄を立てようとした偽者達も最初は混じっていたが
魔王の門を潜ろうとしたところで、資格無き偽者達は灰へと変わっていた
『『勝負だ!!』』
こうして、ある意味、最大級の『魔王』と『勇者』の戦いが始まった
『魔王』と『勇者』の戦いは、相打ちと言う形で決着がつき
それから、約2500年の時が流れ、現在へと話は移る………
「お母さ~ん!! ちょっと出かけてくる~!!」
少女 ―雛山 佳代(ひなやま かよ)― は
リビングにてテレビを見ている母に声をかけると
廊下を走りぬけ、靴を履いて家を出ようとする
「どこ行くの?」
少女の母は、いつもの事で慣れているのか、のんびりとした声で佳代に訊く
「眞人んところ!!」
「遅くならないうちに帰ってくるのよ」
「は~い!!」
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