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先輩が卒業する時ぁたしは思い切ってボタンをもらおうと声を掛けた
『先輩ッ!!卒業おめでとぅござぃます!あの…良かったら…ボタ…ン…』
見ると先輩の学ランにボタンは1つもついてなぃ…出遅れた…
『ぁ…桃華ちゃん…ボタンね…ごめん。みんななくなっちゃった』
照れくさそぅに笑うと目がなくなる先輩の笑顔にクラクラ来る
『す…すぃません』
なんでかゎからなぃケド謝るぁたし…
『…あっ!ボタンなぃ代わりに携帯番号教えるよッ!桃華ちゃんには部活ではお世話になりすぎたからねッ!』
ぇ…!?今…なんて…
唖然と立ちすくむぁたしに画面に番号とアドレスを出した携帯を差し出す
『赤外線送るょ…』
『ぁッ!!!はっ…はいッ!』
あわててポケットから携帯を出して先輩の携帯にかざす
一瞬で来るデータ…そして保存…
『じゃぁ、ぁたしも…』
すると遠くから声がした
『ぉーいッ!!啓伍ぉ!水泳部みんなで写真撮ろうぜッ!早く来いや!!』
『今行くッ!!
…あっ!桃華ちゃんのデータメールしといてッ!じゃっ…』
先輩の後姿を見ながらまた呆然としていた
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