3人が本棚に入れています
本棚に追加
スピン公園に着くまでに2人はメアドを交換した。
2人はスピン公園に着いた。
盤はどうやってデストロイピーナッツを探そうか考えていた。
「おにぎりちょうだい」
盤はびっくりした。
「フリスまだ食う気かよ。せっかく可愛いのにデブになるぞ」
「違う違う。おにぎりそこらへんに置いとけばデストロイピーナッツが現れるかなぁと思っただけ」
「お前なぁ。デストロイピーナッツは犬じゃねぇんだからさ」
「いいから貸しなさいよ」
フリスにおにぎりを全部奪われた盤は思った。
(これじゃあ俺が奴隷じゃねえか)
フリスは全く気にせずおにぎりを投げた。
すると陰から人が飛び出してきて、おにぎりをキャッチした。
「デストロイピーナッツ」
2人は声を揃えて言った。
おにぎりをキャッチした50代ぐらいのオジさんが振り返って言った。
「ピーナッツどこ」
フリスはポカーンと口を開けていた。
盤は思いっきりフライングディスクをそのオジさんに向かって投げた。
そのディスクを見もせずに片手でキャッチし、オジさんは言った。
「これこれ、こんなもん人に投げたらいかん」
盤は思った。
(これはキャッチボールみたいに遊ぶものだから人に投げてもいいじゃん)
「ねぇ、オジさん。オジさんがデストロイピーナッツでしょ。おにぎりあげたんだから、私達と一緒に来なさいよ」
しかしオジさんはフリスにこう言い放った。
「ワシはそんな人じゃない。ワシは熊野べあっちゅうんじゃ。わかったらさっさと出てかんかい」
「あ~あ、オジさんがデストロイピーナッツだったらもう1個おにぎりあげるんだけどなぁ」
「ワシがデストロイピーナッツじゃ」
こうして盤はデストロイピーナッツも仲間にした。
最初のコメントを投稿しよう!