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「しっかしおめぇさんらは若いのに総理大臣やっつけるんかぁ。すげぇなぁ」
「すげえな、じゃなくてあんたも行くんだよ」盤は呆れながら言った。
「ねぇ盤。これからどうするの」
「もう1人ぐらい仲間が欲しいなぁ。デストロイピーナッツさんは誰か仲間に出来そうな人いませんか」
「ワシに仲間なんていねぇよ」
とりあえず3人はスピン公園を出て、総理の居そうな方へ行くことにした。
「フリスは他にフリスビーが上手いやつ知らないの」
「そうねぇ。あとはグラデュース大滝ぐらいかしらね」
「グラデュース大滝って、あのフリスビー界の神って言われてる人か。あの人は無理だろう。今海外に居るはずだし」
「そうねぇ。どうしようかしら」
「まぁ3人でも何とかなるかな。なぁとりあえずアップも兼ねてちょっとこれ投げねえか」
3人はフライングディスクを道路で投げ出した。
「さすがにみんなうめぇな」
盤は少し安心した。
と、その時警察が来た。
「君達、道路でそんなもの投げちゃダメだろ」
「そんなもの」
この言葉でデストロイピーナッツはキレた。
「ワシの命より大事なものをそんなものだと。おめぇ許さねぇ」
デストロイピーナッツはフライングディスクを近寄ってきた警察官に投げた。
スパッ。
警察官の右腕が転がり落ちた。
「貴様、何をしてるんだ。傷害罪、いや殺人未遂で逮捕だ」
警察官が怒鳴り散らして近づいて来る。
「逃げましょ」
フリスの声を合図に3人は走り出す。
「デストロイピーナッツさん、警察に投げるのはマズイでしょう。俺らの敵は総理なんだからさ。まぁ切れ味抜群だったけどな」
「ちょっと盤、何呑気なこと言ってんのよ。応援を呼ばれたら、私達確実に捕まるわよ」「ならやられる前にやればいいがね。ワシがあいつの首を、っカル」
そう言ってデストロイピーナッツは思いっきりフライングディスクを追ってくる警察官に投げた。
今度は確実に仕留めた。
警察官はバタリと倒れた。
こうして3人は目的を達成する前に指名手配されることになってしまった。
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