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「あの世で、また家族と一緒に暮らせるかな」
孝子さんは、最後の力を振り絞って言った
「あなたは、2人の命を奪った、それは、許されることではない!
あの世で、ちゃんと罪を償えば、一緒に暮らせると思う」
私は言うと、孝子さんはニッコリと笑い息を引き取った
その10分後に警察が到着した
その帰り
「五条先生、なぜ孝子さんは、あそこまでしたんでしょう」
亜衣君は、落ち込んでいた
「孝子さんは、蝕まれていたんだ」
私が亜衣君に言うと
「え!どうゆう事ですか」
亜衣君は、私に聞いてくる
「孝子さんの心の中には、復讐という名の悪魔が、住み着いていたんだよ。」
私達は、惨劇が起きた月華館から、遠ざかって行く
だが、復讐という名の悪魔は、まださまよい続けている、あらたな獲物(人)をさがして…………。
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