堕落日記

経緯

中学でも高校でも専門学校でも、みんなさぞ面白かっただろう。
なんたって肥満体型なデブで可愛くない自分とつるんでたのだから毎日毎日、
｢こいつより私のほうが絶対可愛い｣
ってさぞ優越感に浸れただろう。

まぁ、仕方ないよ。
自分デブだから…

男子からもデブ、ブス、ブタなんて言われ続けて、机に中傷の落書きをされるのも日常茶飯事、集団でわざわざ聞こえるように話してたり、男子に至っては触られるのさえ嫌そうでプリント配る時でも極力触れないようにされて……でもそれも慣れっこ。
街中歩いてても知らない人にも中傷を言われる。

用が終わったらみんなすぐポイッて捨てるから。

でも慣れっこだなんて言いながらも本当はすっごく辛い。
いじめの辛さ、中傷の辛さは痛いほど分かる。
でもウチは全部自分が悪いんだよね、って自分に言い聞かせる。
自分がこんな見た目だから、こんな性格だから…

自分はなんでこんな人生を送ってるんだろ、なんで生きてるんだろ、っていつも思ってた。
ぶっちゃけ今も思ってる。

葬儀屋の跡取り娘の友達に毎日
｢ウチの葬儀は絶対○○のところでやってな｣
とか言ってたなー、今はその子そんなの覚えてないだろうけど。