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「そこまで酷いのか俺は!?」
「ああ」
フレッドは悪びれることなく言った。
「自分で知るのが一番なのかもしれないけどさあ……なんか、何も知らずにいたら今の王女との関係が崩れる気がする」
「なんでそういう勘は働くのに肝心なことに気付かないかねぇ」
「ってなわけで教えろ。っていうか吐け」
「しょうがねぇなあ。マナには俺が言ったって言うなよ?」
「何で?」
「マナちゃんは恋人の俺より主人である王女様の方が大切だからですよー」
フレッドは余計なことするなって怒られかねない、と小声で付け足した。
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