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「――代々、王位ってのは王家の長子が継いでるってことは知ってるよな?」
俺は頷いた。
「じゃあ縁起悪いが、王女が亡くなったら王位は誰が継ぐ?」
えっとー……王妃に兄弟はいないからさらに遡って王女の祖父母にあたる人にいってーその祖父母の兄弟……は既に生きてないからその人の子供にいって……あれ?
「ゴチャゴチャなんだよ。揉めること間違い無し。となると一番早い解決方法は何だ?」
「王女が生き返る」
「それは最早人間業じゃないだろ。どこかの魔術師でも呼ぶ気か?現実見ろ」
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