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王族ではなかったので王妃――姫様の母親との結婚は国の上役に反対されていたらしい。 その反対を押し切り結婚したのだが、なんと隣の強豪国の王妃と恋仲になり、そっちに行ってしまったのだ。 元々、この国の王妃と結婚したのも権力目当てだったのだろう。 「王女は荒れ地の農地改革や用水路の設備とかいろいろな対策をしたし……立派な人だと俺は思うけど」 「大したもんだよな。俺らの一つ歳下だろ?――っ痛!」 頭に衝撃が走った。 誰だよ! 思い切り人の頭叩いたのは。
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