そもそも私は一般人で

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「部屋隣なんですよね?すぐそこじゃないですか。自分の部屋で寝てくださいよ!」 キングサイズのベッドから引きずり下ろし、脱ぎ捨てられた上着と一緒に入り口に押しやった。 ……ちなみにこのベッド。 これだけじゃなく、他のソファ等もだが、最初から部屋にあった備品である。 私はこんなベッドで寝たことが無くて、少しだけ浮かれてたりするるのだが。 「ケチだな」 やかましい! 男なんかと一緒に寝られるか! そんな言葉は飲み込んで、廊下に押し出した。 シドはくしゃくしゃの髪の毛を面倒くさそうに直しながら、自分の部屋の方に歩いていった。 .
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