物語は出会いで始まる訳で

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この国に数ある学園の中、魔法学が学べるのは此処だけで、私は母が操っていた魔法にずっと憧れていたのだ。 だからこそ必死で勉強をして、必死でこの学園に入った。 これから何を学べるのだろう? 私は楽しみで仕方なくて、その期待がきっと顔にも出ていただろうと思う。 いろんな魔法を覚えて、誰かの役に立つような人になるんだ。 そう、決心した。 「頑張る、ぞ」 ぐっと拳を握り、空に掲げた。 …周りから見てみれば変な人に見えるよなぁ、とか。 .
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