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「――さて、先ずはおめでとうってところか」
頭を抱えた私は無理矢理シドさんに軽々担いで連れていかれ、気が付くとホームルームが始まっていた。
隣はシドさん。逆隣は窓。
前には可憐な赤い女の子。後ろには影の薄い緑の男の子。
そして教壇には、どこからどうみてもちんぴらにしか見えない、煙草を吸い緋色のサングラスをかけた男の人が立っていた。
「ふーん、どうやら特殊な奴が集まっちまった様だな」
……教師……なのだろうか。
教壇に立っているのだからそうなのだろうけど……。
そんな先生とおぼしき男性は、私に視線を向けていた。
――え、私ってそんなに特殊?
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