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「…何言ってるの?昨日リストラされたんでしょ?」 「はい。そうなんですよ……でもね~何か忘れてたな~」 「佐々木さんの“heart”は何処へやら~」 「あっ優さん居ました。優さ~ん!」 佐々木の声に反応して、優は口パクで早く来い!と言いながら大振りな手招きをした。 綾と佐々木は首を傾げながら少し小走りで優の所まで行った。 「遅いよ~時間にルーズだと仕事もバスケも出来ないよ~」 「何の話よ…」 綾がボソッと呟いた。 「それで…どうしたんですか?」 「それがよ!昨日まで俺等がやってた所にさ~“占い屋”が出来てるんだよ!」 「へ?」 「うそ~」 佐々木と綾が同時に言った。
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