37人が本棚に入れています
本棚に追加
――――………
―――――………
私達は教会まで歩いて行った。
そう遠くない。
教会は凄く静かで誰も居ない。
私は大翔に引っ張られ、一番前まで来た。
「……彩……」
そう言うと大翔は私に優しくキスをした。
甘くてでも深いキスを………
「…ハァ……」
私は顔が真っ赤になった。
「…彩……左手、見て。」
私は言われたとうりに左手を見た。
「……!!」
私は言葉を失った。
だって左手の薬指にはめられていたのは……………指輪…………なんだもん…………
ポロッポロッ
私の目からは涙が溢れ出した。
「…彩……今はまだ高校生だし……お金も無くて良い指輪じゃないけど………何もできない俺だけど……高校を卒業したら……結婚……してほしい……」
大翔とから聞いた結婚してほしいって言う言葉…………
嘘じゃないんだよね………?
大翔のこと、信じて良いんだよね………?
「……やっぱり……嫌か……?」
私は首を横に振った。
最初のコメントを投稿しよう!