幸せな日常

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――――……… ―――――……… 私達は教会まで歩いて行った。 そう遠くない。 教会は凄く静かで誰も居ない。 私は大翔に引っ張られ、一番前まで来た。 「……彩……」 そう言うと大翔は私に優しくキスをした。 甘くてでも深いキスを……… 「…ハァ……」 私は顔が真っ赤になった。 「…彩……左手、見て。」 私は言われたとうりに左手を見た。 「……!!」 私は言葉を失った。 だって左手の薬指にはめられていたのは……………指輪…………なんだもん………… ポロッポロッ 私の目からは涙が溢れ出した。 「…彩……今はまだ高校生だし……お金も無くて良い指輪じゃないけど………何もできない俺だけど……高校を卒業したら……結婚……してほしい……」 大翔とから聞いた結婚してほしいって言う言葉………… 嘘じゃないんだよね………? 大翔のこと、信じて良いんだよね………? 「……やっぱり……嫌か……?」 私は首を横に振った。
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