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いつもの店までは歩いて10分。
急ぎ足で向かうと、尚矢がすでにカウンターで一杯ひっかけていた。
麻「遅くなってごめーん。待った?」
尚「いや、全然。マスターと話してたし気にせんでいいよ。」
麻「そかそか。マスターいつものー!!」
マ「はいよー。」
マスターから出されたいつものカクテル。
飲みやすいからついついいつも飲み過ぎてしまう。
あたしがお酒に口をつけると、尚矢がポツリとつぶやいた。
尚「麻耶ぁー。また振られちゃった…。」
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