リアリティア物語。~Ⅱ~

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「メテオ様、只今戻りました」 メテオと呼ばれたおじいさんが口を開いた。 しかも、かなり涙ぐんで。 「よくぞお戻りになりました。お帰りなさいませ、エアロガ様」 ハンカチが… 白髪頭のおじいさん、メテオさんは私をエアロガと呼んだ。 はてな、と首をかしげると、あぁ失礼しました、と言った。 「あなた様は今後、エアロガ様とお呼びさせていただきます」 「どうしてですか?」 聞いてみた。 そうしたら、それが私の本当の名前だからだそうだ。 抗議しても無駄そうなので、受け入れることにした。それに、なぜかこの名前は居心地が良かった。 エアロガ…エアロってお菓子あったなー… 空気とかって意味なのかな? まぁ、そんなことよりも、これから私はこんな大きなお城に住むんだなぁと思ったら、どきどきした。
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