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「こうして何時も通りの毎日が、スタートした」
「何一人で、壁に向かって語ってるのよ」
エミリは、なんか変な物を見るかの様にオレを見てきた。
「壁なんか向いてねぇよ!」
「ごっ飯。ご飯~」
そう言ってオレの必死の主張を軽く――本当に軽くあしらってさっさと下に朝飯を食べに行った。
「はぁ、シカトですかい。……オレも飯食べに行こ」
オレが、下に着くと既に母さんとエミリはTHE・和食な朝飯を食べていた。
姉さんだけは、食べずにいた。
「あっ瞭~おはよ~」
「姉さんおっはー」
「古いよ瞭~」
「はっはっは~」
なんか……良いね!
このなんとも言えない脱力感!
エミリとは、出来ないこの……フニャフニャ感。
「はっ!?」
オレは、姉さんとの良い感じの脱力感漫才?を楽しんでいる時。
どこからともなく殺気を、感じた。
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